裏を表にした網代編
足まで編む
立ち姿の美しい手提げ籠
くるみの樹皮を用い、あじろ編みで丁寧に仕立てられた手提げ籠です。
本来は内側となる編み目をあえて表に見せた「裏編み」により、
素朴さの中に、陰影のある表情が生まれています。
底面には、籠の下部に脚を取り付けた、少し珍しいつくり。
編み上げた籠に脚を設えるには、全体のバランスや強度への配慮が必要とされ、
手間と技術を要するため、こうした仕様のものは多くは見かけません。
床に置いた際の安定感と、すっと伸びる立ち姿の美しさも魅力です。
コンパクトで持ち運びやすく、
ちょっとした外出や身の回りの小物入れに。
素材と手仕事の積み重ねが、静かに伝わる一品です。